以前ブログでもお知らせいたしました通り、9月28日に、みずほクリニック院長松井輝夫による講演会を、ポルタにて開催いたしました。
検温、手指消毒、換気などの感染対策を行った上、参加者も20名に限定させていただきました。
前半は院長による講演会、後半は質疑応答タイムという流れで、約一時間半という短い間でしたが、参加者の方からも積極的に質問の手があがり、充実した講演会となりました。
また、質疑応答タイムでは、参加者への応答として、ポルタ職員の精神保健福祉士や心理士からも意見があがりました。
前半の講演会のテーマは、「遷延化(せんえんか)したうつ病へのアプローチを考える」というタイトルでした。
再発しやすく、症状が長続きしやすい「うつ病」について、診断・服薬・治療のポイントなどが紹介されました。
うつ病を、「脳の病気」としてとらえた上で、たとえ回復してきたとしても、医師の指示通り服薬を続けることが重要である点が、強調されていました。
こちらは、うつ病が長期化するに至る、様々な要因を可視化した図です。
それぞれの要因に対しては、服薬治療だけではなく、家族や周りの方々からの心理的なサポートや、行政・福祉によるサポートも重要である点が伝えられました。
松井医師は、精神科医として2008年にみずほクリニックを開設いたしましたが、産業医としても十年以上活躍を続けています。これまで多くの患者様の「診断・休職・復職・再発・退職・再就職」など、人生の転機となる場面に対応してきました。
今回は、院長が日々の診療の中で見えてきた見地を、参加者の方に伝える良い機会となりました。
参加者の方々からは、
「支援員として、うつ病の方にブレーキをかけるタイミングや大切さを学べた」
「今、使える方法を知ることができて助かった」
「質疑応答で、いろいろな事例を聞くことができて、今後の相談対応のヒントとなった」
「次回も参加したい」
とのお声をいただきました。
参加していただいた方々には、改めてお礼申し上げますとともに、今後も何かの形で連携させていただければ幸いです。
今後も、ポルタでは様々な企画を考えていきたいと思っております。