皆さん、「ジョブコーチ支援」という制度をご存知ですか?
・働きたいという思いはあるが入退職を繰り返している。
安定して働くことができるか不安・・・
・環境の変化が苦手。職場に慣れるまで困りごとを相談できる人が欲しい・・・
という悩みを持った方は多いと思います。
そんな障害をお持ちの方の「職場定着」を支援してくれるのが、
職場適応援助者(ジョブコーチ)です。
1月20日の就労プログラムにて、実際にジョブコーチ支援を
実施している、愛知障害者職業センターさんをお招きし、
・障害者職業センターについて
・ジョブコーチの支援内容、対象者、期間などについて
・実際の支援例
などを紹介していただきました。
参加された方からは
・ジョブコーチという制度自体知らなかったため、とても勉強になった。
・ジョブコーチと(障害者福祉サービスの)就労定着支援の違いに
ついて知れた。将来就職をしたときの相談先の選択肢が複数あることがわかった。
といった感想をいただきました。
ジョブコーチ支援についての情報は、厚生労働省ホームページ、
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構のホームページに
最新の情報が記載されております。興味のある方はご参照ください。
■厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/06a.html
■独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構
https://www.jeed.go.jp/disability/person/job01.html
ポルタでは、不定期で外部講師をお招きし、勉強会を開催しています。
次回は2月6日に保険会社の方をお招きし、「上手なお金の使い方」に
ついて勉強会を開催します。
興味のある方はお気軽にお問合せください。
就労・生活支援ポルタ
愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通8-8 共栄ビル4F
TEL 052-838-8988
受付時間 9:00~17:30 ※月~金(土日祝休み)
遅ればせながら、皆さん明けましておめでとうございます!
2023年、皆さんはどんな1年にしていきますか?
私は「挑戦」をテーマに、何か新しいことを始める1年にしたいです。
さて、ポルタでは、昨年12月14日に姫宮調剤薬局の薬剤師さんをお招きし、
精神科領域の薬について、勉強会を開催しました。
前半は、抗うつ薬を中心に、薬の種類、効果の現れ方、副作用、
離脱症状などについて、説明をしていただきました。
後半は、ポルタの通所者様が普段服薬をする中で疑問に感じている
ことについて、精神科医と薬剤師の視点から回答をしていただきました。
参加者の方からは、
・自分が普段服用しているお薬のことをより深く知れた。
・服薬について疑問に感じていながらも診察や薬局で聞けていなかった
ことに答えてもらえて有意義だった。
といった感想をいただきました。
ポルタでは、不定期で外部講師をお招きし、勉強会を開催しています。
次回は1月20日に障害者職業センターの方をお招きし、ジョブコーチ支援
についての勉強会を開催します。
興味のある方はお気軽にお問合せください。
就労・生活支援ポルタ
愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通8-8 共栄ビル4F
TEL 052-838-8988
受付時間 9:00~17:30 ※月~金(土日祝休み)
今日はクリスマスですね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか、特にクリスマスには関係なく、真面目にブログを更新するポルタスタッフです。
今日は、ポルタで実施しているコミュニケーションプログラムについてご紹介します。
コミュニケーションプログラムでは、「グループで起こっているコミュニケーションについて気づく」「自分と他人の感じ方の違いに気づく」「グループでの自分の振る舞いに気づく」などといったことを目的に行っています。
「あいさつをする」「断る」といった何か行動ができるようにすることを目的にしていないのは特徴の一つかもしれません。
グループワークを通して自分の特徴を理解したり、いつもと違う関わり方を挑戦してみたりすることで、コミュニケーションスキルを高めていただこうと考えています。
コミュニケーションプログラムでの流れ
・テーマについての講義
・ワークの実施
・ふりかえり
という流れで進めています。
これまで実施したワーク
・無人島にもっていくなら何?というお題に対して選択したものを話し合い、グループで持っていくものを決める。
・それぞれに配られた情報の書かれた紙を口頭で伝え合い、宝のありかを探す。
・白紙とのりだけを使い、他のチームと競い合い、より高く積み上げる。
などのお題を扱いました。
ワークのポイント ふりかえり
このワークの重要なポイントはふりかえりです。ワークをやってみてどう感じたのか、周りの人からは自分がどう見えたのか共有していきます。
課題について取り組んでいるときに、さまざまなコミュニケーションが行われています。
・話の口火を切る。
・話を他の人に振る。
・意見を言う。
・相手に共感を示す
・グループの話をまとめる。
など様々な行動があります。
ワーク中の活動についてふりかえり、どのように関わったのか、グループメンバーの言動が自分にどのような影響を与えたのか話し合っていきます。例えば、「話の口火を切ってくれたことで話しやすい空気になったと思う。」「発言したときに”そういう考えもありだよね”と言ってくれたことで話しやすくなった」など。自分が意識して発言したことを周りはどう受け取ったのかといった周囲が見ている自分について知ることができます。
ゲームのようなワークを通して、自分自身のコミュニケーションと向かい合えるようなプログラムを作っています。興味を持たれた方はぜひご参加ください。だいたい月2回ほど実施しています。
(「メニュー」→「資料ダウンロード」→「現在のプログラム一覧の資料」から、今月のプログラムがご確認いただけます。)
「自分にはどんな仕事が向いているんだろう?」
「自分はどんなことに興味を持っているんだろう?」
就職活動をする中で、誰しも一度は考えたことがあると思います。
ポルタでは、定期的に職業検査を実施しています。
今回は、職業検査の中で、GATB(厚生労働省編 一般職業適性検査)をご紹介します。
GATB(厚生労働省編 一般職業適性検査)とは・・・
職業に関係のあるに9つの能力(適性能)を測ることで、作業能力面の特徴や適性職業をみるための検査で、ハローワークなどでも実施されています。
GATBは「筆記検査」と「器具検査」で構成されていますが、ポルタでは筆記検査を実施しています。実施後は担当の職員と振り返りを行います。
実施した参加者の方からは、
「自分の強みよや弱みは何となくわかっていたつもりでいたけど、改めて数値としてみることができてすっきりした」
「自分の希望職種と照らし合わせながら結果を確認することができて、就職活動を進める上で参考になった」
といった感想をいただきました。
適性検査の結果はその方の一側面でしかありません。
しかし、自分の特徴を目に見える形で捉えることができる適性検査は、
就職活動を進める上で、自分自身のことを知る良いきっかけになると思います。
適性検査は、集団で実施するほか、個別での実施も受け付けています。
興味のある方は、お気軽にお問合せください。
名古屋では桜の満開時期も過ぎ、花びらが風に舞ったり、川に花いかだが見られる季節になってきましたね。
なんだか少し哀愁も感じますが、それも含めて桜は大好きです。
みなさま、それぞれの方法で桜を愛でられたでしょうか。
ポルタでは、「外出企画」というプログラムの中で、今年は2回お花見にいきました。
「外出企画」という名前の通り、スタッフが行先を決めるのではなく、
利用者様が外出プランの「企画書作成・発表」をし、
↓
実際に外出した先では、企画提案者が進行をリードし、
↓
後日、外出体験の「報告」資料を作成し、発表する
という、何日も日をまたぐプログラムになっています。
今回は、グループワークで2か所、お花見候補地を企画していただきました。
詳しい見どころや、当日の時間配分、昼食の候補地など、ネットで調べるだけでなく、
実際に足を運んで情報収集をしておられる利用者様も。
責任感が強く、感心しますね。
コンペのような形でどちらか1か所にお花見に行く予定だったのですが…
どちらの企画も魅力的だったため、結局2か所とも決行されたという次第です🌸
4月1日(金)には、名城公園へ
4月5日(火)には、山崎川へ
どちらも見ごたえがあり、大満足でした。
今後、参加した利用者様の報告を聞くのも、楽しみです。
ポルタでは、「プレゼンテーション」プログラムを月に2回ほど実施しています。
「プレゼンテーション」と聞くと、なんだが小難しいことをイメージされる方もいるかもしれませんね。
パワーポイント?グラフ?発表?自分には必要のないもの? などなど。
そんなに難しいものではありません。
ポルタのプレゼンテーションプログラムの目標は、
「自分が伝えたい情報を、相手にわかりやすく伝えること」
を主な目標にしています。ですので、テーマも
・自分が関心のあるもの、好きなもの
・自分に影響を与えたもの、ヒト
など、自分にとって身近で、「伝えたい」という思いが沸き上がるテーマで取り組んでいただいています。
これまで発表されたテーマとしては、自分の恩師、好きな映画、動物、マンガ、ゲーム、音楽、など、
発表を聞く側もたのしくなるようなテーマばかりが並んでいて、とても興味深いプログラムです。
プレゼン後の質疑応答タイムも意見が活発に飛び交い、利用者様の個性を深く知ることができる時間です。
資料作成では、パソコンを使いたい方はパワーポイントを利用する方が多いですが、紙芝居風に資料を作成してもOKです。
もちろん、10分程度のプレゼンテーションを、いちから資料作成し、みんなの前に立って一人で発表することは、
とても難しく、緊張や不安の強い方にとってはハードルが高いものです。
何カ月も準備に費やし、ストップウオッチを使って声を出しながら発表の練習をされる方もいます。
一人での発表が難しい方は、スタッフがサポートしますので、ご安心ください。
「自分が伝えたい情報を、相手にわかりやすく伝えること」は、仕事でも家庭でもプライベートでも、
人がより良いコミュニケーションをとる上で必須のスキルです。
ポルタでは、就労や生活で必要なスキルを養うためのプログラムを、日々実践していきたいと思っています。
あけましておめでとうございます。
1月6日、本年最初のポルタ開所日でした。
ことはじめプログラムとして
・初詣
・書初め
・ねりきりづくり
・年末年始ふりかえり
・お抹茶とねりきり試食
というお正月感あふれる内容で一日を過ごしました。
初詣は、ポルタ近くの津賀田神社へ。
雪がはらはら舞う中、みんなで歩いていきました。
ポルタに戻ってからは、書初めを。
皆さま、今年の抱負をそれぞれ書いておられました。
ねりきりとは和菓子の一種ですが、今回は白あんや白玉粉などを混ぜて生地にしました。
生地は、電子レンジだけで作ることができるのです。
さらに、食紅で色をつけ、皆さま好きなように細工をほどこしていきました。
お花を作成された方が多い中…
しゅうまいを発見しました。(おサルとカッパもいるようですよ)
プログラム後、15時のお茶会で抹茶とともにいただきました。
抹茶を立てることができるスタッフがおり、本格的なお茶席のような感覚を味わうことができました。
ちなみに、「畳に正座スタイル」ではなく「椅子に腰掛けるスタイル」で気軽にお抹茶をいただくスタイルを、立礼式(りゅうれいしき)というそうです。
このように、利用者の皆様と新しい一年の始まりを迎えることができ、ありがたいと感じております。
コロナの第六波到来のニュースもありますが、皆さまにおかれましても心と体を大切に、健やかにお過ごしください。
12月29日、本年度最後のポルタ開所日でした。
普段は心理プログラムやビジネスプログラム受講で頑張っておられる利用者様ですが、
今日は一日楽しんでいただこうと、レクリエーションを行いました。
午前中は麺から年越しうどん、たこ焼きを作って試食し、午後は演奏会でした。
うどんは生地をこねる、踏む、ねかす、ゆでる…とすべて手作り。
腰のある、おいしいうどんが完成しました。かまぼこも飾り切りをして、少しお正月気分を。
たこ焼きも順調に作れているかと思いきや・・・
一気に調理家電を使ってしまったため、ポルタ内が停電してしまうというアクシデント発生!
しかも復旧の目途が立たなかったため、
急遽、ガスコンロを調達しました。
たこ焼きは、利用者様の発案で見事なお好み焼き風にアレンジ♪
ピンチのときも、みなさんのアイディアで楽しく乗り切ることができました。
午後は、演奏会。
利用者様の中に、ピアノが上手な方、ギターが上手な方がおられるので、伴奏を担当していただきました。
当日、ウクレレを持参してくださる方もいて、鈴、タンバリン、シェイカーも加わってにぎやかな演奏会になりました。
カントリーロードをハモリながらうたうことができ、和やかな雰囲気で最終日を迎えることができました。
どうぞ、来年度もよろしくお願いいたします。
10月27日に、「職業レディネステスト」を集団で実施しました。
ハローワークなどでも実施されている、職業適性検査のひとつです。
「レディネス」とは聞きなれない言葉ですが、「(心身の)準備性」という意味です。
職業を6つの領域に分類したうえで、どれくらい興味と自信があるかを調べます。
また、日常生活での具体的な質問に答えることで、自分が「人と接すること」、「情報を扱うこと」、「物や自然に触れること」の3つの領域のうち、どの領域に重きを置くか、ということも調べることができます。
午前中に、検査のオリエンテーションと検査の実施、午後に結果返却と分析を行いました。
参加者の方は、
「自分が意外な分野に興味を持っていることを知ることができた」
「予想通りの結果った」
「昔からの希望がそのまま形になっていた」
「人と接することは苦手だけど、人の役に立ちたいという気持ちが強いことが分かった」
など、様々な発見をしておられました。
特に、グループワークの中で、他者の日頃の様子と、その結果とを照合して意見を述べる方が多く、
「皆様、他のメンバーの方をよく観察されているなぁ」とスタッフから見ても感心するほどでした。
このように結果を他者と共有したり、自分の結果について他者から意見をもらえるという点で、自己理解もますます深まる体験をされているご様子でした。
今回の結果は、あくまでも参考資料ですが、利用者様にとって少しでも有意義な結果になったように感じます。
ポルタでは、「ストレスマネジメントプログラム」の中で、「リラクセーション」スキルを高めるためのプログラムがあります。
リラクセーションとは、みなさんにとっても身近な言葉だと思いますが、その言葉の意味としては、
リラクセーション…心身の緊張をほぐしたり、息抜きや気晴らしをしたりすること
です。ストレスの多い現代社会においては、心身の安定のためにリラクセーションの方法をたくさん持っているとよいとされています。
特に、緊張が強いときや、寝る前なのに頭が働いて目がさえてしまうと感じるときは、意識的に自分をリラックスさせる行動をとることが大切です。
今回は、ポルタのプログラムで実際に練習している「呼吸法」について紹介します。
誰しも、普段なにげなく呼吸をしています。
ただしそのほとんどは、肺を主に使って腹筋群をあまり使わない、「胸式呼吸」という浅い呼吸方法です。
特に、コロナ禍でマスクをつける時間が長いと、口で浅い呼吸をすることが増えてきます。
デスクワークやスマートフォンを集中して操作しているときも、浅い呼吸となります。
一方、おなかあたりにある横隔膜を大きく動かす呼吸法のことを、「腹式呼吸法」といいます。
鼻から息をお腹まで吸いこみ、口から吐き切る呼吸法です。
より深く、ゆっくりした呼吸を意識的に行うことで、神経がリラックスモードになり、気持ちも落ち着いていく効果があります。
さらに継続することで腹筋群も鍛えられていき、内臓の動きが促されて便秘解消効果もあるとのことです。
腹式呼吸法のやり方
①へその下あたりに手をあてる
②ゆっくり3秒かけて、鼻から息を吸う(お腹がふくらむ)
③息を1秒止める
④ゆっくり6秒かけて口から息を吐き切る
正しい姿勢がとりにくかったり、慣れなかったりする場合は、仰向けになって行うことをおすすめします。
お腹の動きがよくわかり、無駄な力が入りにくくてリラックス効果も得やすいでしょう。
ポルタでは、呼吸法の他にも「漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)」という、全身の筋緊張をほぐす方法なども学びます。
その他にも、アロマや音楽、運動や散歩、お茶、おいしい食べ物を適度に食べる、など、参加者の方々がすでに利用しているリラクセーションを共有したりしています。
人によってお気に入りの方法が違ってきますので、自分なりのリラクセーション方法をたくさん試して、「おだやかな気持ち」、「居心地のよい時間」を増やしていきましょう。