暑い毎日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
個人的な話で恐縮ですが、あるスタッフが以前から宮沢和史さんというアーティスト(「島唄」「風になりたい」で有名)を応援しておりました。
◇コンサート開催の経過
昨年宮沢さんが『あなたの町で歌います♪プロジェクト』と題し、どんな小さなホールでも構わないので皆さんのおススメの会場に歌いに行きますという企画を始められました。
大ヒット曲である「島唄」は、第二次世界大戦で唯一の本土決戦となった沖縄戦についてあまりにも無知だった自分を恥じ、沖縄戦の凄惨な実態やひめゆり学徒隊の方たちの心の声を届けたいという想いから作られた曲です。
宮沢さんはよくコンサートで、弱い立場の人たちに向けて歌いたいと話してみえます。
そんな熱い想いのある方なので、精神障がい者の就労生活支援ポルタにも来ていただけるのではないかと思い、昨年の初め、ダメ元で申し込みをしてみました。こころのやまいで悩む方に歌を届けてほしい、みなさんにポルタのような施設があることを知ってほしい、利用者さんが役割を持つ機会を作りたいなどの想いが動機でした。
昨年10月頃にライブスタッフの方から連絡があり、そこからあれよあれよという間に話が進み、今年の7月4日にすぐそばの瑞穂文化小劇場でコンサートを、ポルタの有志を中心として開催するという運びとなりました。
◇当日の様子
当日はポルタの利用者さんが5名、他の事業所さん(名古屋市西区の就労継続支援B型かかぽ・とびらぼ)から5名、島唄でエイサーを踊っている方が3名ボランティアとして参加し、物販や展示物の掲示・チケットもぎり・会場案内など行いました。
コンサート開始前に会場に集合し活動しました。物販や展示物の掲示はみんなで協力して行い、お客様入場時はチケットもぎりを行いました。みなさん生きいきと活動され、ハプニングにも臨機応変に対応されるなど適確に行ってみえました。その姿をご覧になられたライブスタッフさんからはお褒めの言葉もいただきました。
終演後の片づけも協力して行い、一つのイベントを成し遂げた充実感が得られたように感じました。
宮沢さんのコンサートを初めてご覧になった観客の方々から
あたたかいとてもいいコンサートだった
楽しかった
いい時間を過ごせたとお声をいただきました。
コンサートでは、宮沢さんがポルタの名前を3回も出してくださったり、展示物もご覧になっていただければとお話をしてくださったりして、ほんの少しメンタルヘルスについて考えるきっかけになっていれば嬉しいです。
宮沢さんはじめライブスタッフの皆さん、
趣旨にご賛同いただきご協力いただけたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、コンサートの開催にあたり、協賛いただいた株式会社加納電設さん、Hair salon Gluckさんのご厚意にはこの場をお借りして改めて感謝申し上げます。みなさまのお力添えがなければ到底実現できなかったことと切に思っております。
このような企画は常にあるものではないですが、いつも新しい日々・企画を行っているような心持ちで過ごしていきたいと強く感じました。
今回の企画では様々な方々にご無理なお願いをしたにも関わらず、みなさん快く受け止めてくださり、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
追伸
前回のクイズの回答です。
①千葉 ②愛知 ③沖縄 ④三重 ⑤滋賀 ⑥新潟 ⑦台湾(なぜか) ⑧岐阜と東京
以上です。
みなさん何問正解されましたか?
暑い日々が続きますが、おからだご自愛ください。