認知行動療法という心理療法をご存じですか?
認知行動療法とは、心の苦痛やつらい症状、問題行動などの幅広い精神保健上の問題を改善するために、考え方(認知)や行動にはたらきかける「対話型の心理療法」です。
ポルタでは、認知行動療法をベースとしたさまざまな心理プログラムを行っております。
その中でも今回は、毎週水曜日の午前中に実施している認知行動療法プログラムを紹介します。
このプログラムでは、「自分をつらくさせる認知(考え方のくせ)に気づき、現実に沿った柔軟な思考を身に着ける」ことを目的としています。
7月から始まったプログラムですが、受講を重ねることで、利用者様は
・自分はいつも「ごめんなさい」が口ぐせで、自分を責めやすい考え方をしていることに気づいた(自責思考タイプ)
・確かな証拠もないのに、悪い結果を先読みして不安になって動けない自分に気づいた(飛躍思考タイプ)
・自分のできていることは見ないで、できなかったところばかり注目して落ち込んでしまう傾向に気づいた(恣意的推論タイプ)
など、今までは無意識だったけれど、「自分をつらくさせる考え方」に気づいておられます。

そのうえで、
・落ち着いて考えて、良い感情を増やしたい
・自分をほめてあげれるようになりたい
・考え方が柔軟な人になりたい
など、認知行動療法を通して「なりたい自分」を目標に立て、考え方を柔軟にするトレーニングを行っておられます。
プログラムでは、利用者様の実体験を持ち寄りながら、参加された方々同士で柔軟な考えを出し合ったりするなど、お互いを支え合いながら学びを深めておられます。

担当スタッフは、プログラムの方向づけや意見のとりまとめなどを行い、利用者様主体での意見を大切にしています。
「自分をつらくする考え方のクセ」は、一概に「悪いもの」、「なくすべきもの」ではありません。
今までの人生経験を通して、ご本人が生き抜くために必要だった大切な生き方の一部であり、ご本人そのものなのです。
ですので、「自分をつらくする考え方」を否定するのではなく、さらに、
「今の自分をラクにする、より現実に沿った柔軟な考え方」も加えてできるようになることを目標としています。
つらい気持ちが少し和らいだり、少し前向きな考えが自分で生み出せるような、そんな姿を目指して…
長い文章になってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。
また、認知行動療法についてもっとくわしく知りたいという方は、以下のサイトをご覧ください。
最近では、様々な書籍も出版されており、幅広く活用されている心理療法です。
ポルタでは、プログラムの体験・見学を積極的に受け入れております。
興味をもたれた方は、ぜひポルタまで気軽にお問合せください。
ポルタでは、生活スキル獲得のため、調理実習をおこなっています。
今回のメニューは「チーズオムレツ」と「ピーマンの煮びたし」です。
どちらもレンジのみで調理できるものです。
オムレツの調理工程をご紹介していきます♪
卵1個、牛乳30ml、塩コショウをまぜて、

耐熱容器で1分加熱。

半熟状態になったら、ピザ用チーズを入れてさらに1分加熱します。

ラップの上に取り出したら、

キャンディ型に成形します。熱いので注意です。

これで、ちょうど一人分のチーズオムレツの完成です。
これを5人分作り、すでに作ってあったピーマンの煮びたしとトマトと一緒に盛りつけました。

いっさい火を使わないので焦げ付くこともなく、失敗知らずでとてもお手軽です♪
チーズも適度にとろけて、卵も柔らかく、おいしかったです。
普段召し上がっている仕出し弁当とあわせて、ボリューミィなお昼ご飯となりました。

ちなみに、過去の調理実習プログラムで作ったものを紹介します*
「レンジで作ったクレープ」。クレープ生地も、レンジで作れるとは…レンジの力は偉大ですね。

これもレンジで。やさしい味の「プリン」です。コーヒーといっしょに。

ホットプレートを利用して、「たこ焼き」。
みんなでワイワイひっくり返す作業が楽しかったです♪
利用者様自身が何を作りたいかネットでレシピ検索をするところから始まり、
レシピを書き出し、買い物、調理までをスタッフと一緒に行います。
利用者様が実生活でも「作ってみよう」と思えるように、楽しさや自主性を大切にしています。















