少しずつ肌寒くなってきましたね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
さて、就労・生活支援ポルタは、下記の期間、閉所となります。
上記期間中は、お電話なども繋がりません。ご迷惑をおかけいたします。
なお、1月6日(木)からは通常営業となりますので、よろしくお願いいたします。
少しずつ肌寒くなってきましたね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
さて、就労・生活支援ポルタは、下記の期間、閉所となります。
上記期間中は、お電話なども繋がりません。ご迷惑をおかけいたします。
なお、1月6日(木)からは通常営業となりますので、よろしくお願いいたします。
10月27日に、「職業レディネステスト」を集団で実施しました。
ハローワークなどでも実施されている、職業適性検査のひとつです。
「レディネス」とは聞きなれない言葉ですが、「(心身の)準備性」という意味です。
職業を6つの領域に分類したうえで、どれくらい興味と自信があるかを調べます。
また、日常生活での具体的な質問に答えることで、自分が「人と接すること」、「情報を扱うこと」、「物や自然に触れること」の3つの領域のうち、どの領域に重きを置くか、ということも調べることができます。
午前中に、検査のオリエンテーションと検査の実施、午後に結果返却と分析を行いました。
参加者の方は、
「自分が意外な分野に興味を持っていることを知ることができた」
「予想通りの結果った」
「昔からの希望がそのまま形になっていた」
「人と接することは苦手だけど、人の役に立ちたいという気持ちが強いことが分かった」
など、様々な発見をしておられました。
特に、グループワークの中で、他者の日頃の様子と、その結果とを照合して意見を述べる方が多く、
「皆様、他のメンバーの方をよく観察されているなぁ」とスタッフから見ても感心するほどでした。
このように結果を他者と共有したり、自分の結果について他者から意見をもらえるという点で、自己理解もますます深まる体験をされているご様子でした。
今回の結果は、あくまでも参考資料ですが、利用者様にとって少しでも有意義な結果になったように感じます。
以前ブログでもお知らせいたしました通り、9月28日に、みずほクリニック院長松井輝夫による講演会を、ポルタにて開催いたしました。
検温、手指消毒、換気などの感染対策を行った上、参加者も20名に限定させていただきました。
前半は院長による講演会、後半は質疑応答タイムという流れで、約一時間半という短い間でしたが、参加者の方からも積極的に質問の手があがり、充実した講演会となりました。
また、質疑応答タイムでは、参加者への応答として、ポルタ職員の精神保健福祉士や心理士からも意見があがりました。
前半の講演会のテーマは、「遷延化(せんえんか)したうつ病へのアプローチを考える」というタイトルでした。
再発しやすく、症状が長続きしやすい「うつ病」について、診断・服薬・治療のポイントなどが紹介されました。
うつ病を、「脳の病気」としてとらえた上で、たとえ回復してきたとしても、医師の指示通り服薬を続けることが重要である点が、強調されていました。
こちらは、うつ病が長期化するに至る、様々な要因を可視化した図です。
それぞれの要因に対しては、服薬治療だけではなく、家族や周りの方々からの心理的なサポートや、行政・福祉によるサポートも重要である点が伝えられました。
松井医師は、精神科医として2008年にみずほクリニックを開設いたしましたが、産業医としても十年以上活躍を続けています。これまで多くの患者様の「診断・休職・復職・再発・退職・再就職」など、人生の転機となる場面に対応してきました。
今回は、院長が日々の診療の中で見えてきた見地を、参加者の方に伝える良い機会となりました。
参加者の方々からは、
「支援員として、うつ病の方にブレーキをかけるタイミングや大切さを学べた」
「今、使える方法を知ることができて助かった」
「質疑応答で、いろいろな事例を聞くことができて、今後の相談対応のヒントとなった」
「次回も参加したい」
とのお声をいただきました。
参加していただいた方々には、改めてお礼申し上げますとともに、今後も何かの形で連携させていただければ幸いです。
今後も、ポルタでは様々な企画を考えていきたいと思っております。
ポルタでは、「ストレスマネジメントプログラム」の中で、「リラクセーション」スキルを高めるためのプログラムがあります。
リラクセーションとは、みなさんにとっても身近な言葉だと思いますが、その言葉の意味としては、
リラクセーション…心身の緊張をほぐしたり、息抜きや気晴らしをしたりすること
です。ストレスの多い現代社会においては、心身の安定のためにリラクセーションの方法をたくさん持っているとよいとされています。
特に、緊張が強いときや、寝る前なのに頭が働いて目がさえてしまうと感じるときは、意識的に自分をリラックスさせる行動をとることが大切です。
今回は、ポルタのプログラムで実際に練習している「呼吸法」について紹介します。
誰しも、普段なにげなく呼吸をしています。
ただしそのほとんどは、肺を主に使って腹筋群をあまり使わない、「胸式呼吸」という浅い呼吸方法です。
特に、コロナ禍でマスクをつける時間が長いと、口で浅い呼吸をすることが増えてきます。
デスクワークやスマートフォンを集中して操作しているときも、浅い呼吸となります。
一方、おなかあたりにある横隔膜を大きく動かす呼吸法のことを、「腹式呼吸法」といいます。
鼻から息をお腹まで吸いこみ、口から吐き切る呼吸法です。
より深く、ゆっくりした呼吸を意識的に行うことで、神経がリラックスモードになり、気持ちも落ち着いていく効果があります。
さらに継続することで腹筋群も鍛えられていき、内臓の動きが促されて便秘解消効果もあるとのことです。
腹式呼吸法のやり方
①へその下あたりに手をあてる
②ゆっくり3秒かけて、鼻から息を吸う(お腹がふくらむ)
③息を1秒止める
④ゆっくり6秒かけて口から息を吐き切る
正しい姿勢がとりにくかったり、慣れなかったりする場合は、仰向けになって行うことをおすすめします。
お腹の動きがよくわかり、無駄な力が入りにくくてリラックス効果も得やすいでしょう。
ポルタでは、呼吸法の他にも「漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)」という、全身の筋緊張をほぐす方法なども学びます。
その他にも、アロマや音楽、運動や散歩、お茶、おいしい食べ物を適度に食べる、など、参加者の方々がすでに利用しているリラクセーションを共有したりしています。
人によってお気に入りの方法が違ってきますので、自分なりのリラクセーション方法をたくさん試して、「おだやかな気持ち」、「居心地のよい時間」を増やしていきましょう。
認知行動療法という心理療法をご存じですか?
認知行動療法とは、心の苦痛やつらい症状、問題行動などの幅広い精神保健上の問題を改善するために、考え方(認知)や行動にはたらきかける「対話型の心理療法」です。
ポルタでは、認知行動療法をベースとしたさまざまな心理プログラムを行っております。
その中でも今回は、毎週水曜日の午前中に実施している認知行動療法プログラムを紹介します。
このプログラムでは、「自分をつらくさせる認知(考え方のくせ)に気づき、現実に沿った柔軟な思考を身に着ける」ことを目的としています。
7月から始まったプログラムですが、受講を重ねることで、利用者様は
・自分はいつも「ごめんなさい」が口ぐせで、自分を責めやすい考え方をしていることに気づいた(自責思考タイプ)
・確かな証拠もないのに、悪い結果を先読みして不安になって動けない自分に気づいた(飛躍思考タイプ)
・自分のできていることは見ないで、できなかったところばかり注目して落ち込んでしまう傾向に気づいた(恣意的推論タイプ)
など、今までは無意識だったけれど、「自分をつらくさせる考え方」に気づいておられます。
そのうえで、
・落ち着いて考えて、良い感情を増やしたい
・自分をほめてあげれるようになりたい
・考え方が柔軟な人になりたい
など、認知行動療法を通して「なりたい自分」を目標に立て、考え方を柔軟にするトレーニングを行っておられます。
プログラムでは、利用者様の実体験を持ち寄りながら、参加された方々同士で柔軟な考えを出し合ったりするなど、お互いを支え合いながら学びを深めておられます。
担当スタッフは、プログラムの方向づけや意見のとりまとめなどを行い、利用者様主体での意見を大切にしています。
「自分をつらくする考え方のクセ」は、一概に「悪いもの」、「なくすべきもの」ではありません。
今までの人生経験を通して、ご本人が生き抜くために必要だった大切な生き方の一部であり、ご本人そのものなのです。
ですので、「自分をつらくする考え方」を否定するのではなく、さらに、
「今の自分をラクにする、より現実に沿った柔軟な考え方」も加えてできるようになることを目標としています。
つらい気持ちが少し和らいだり、少し前向きな考えが自分で生み出せるような、そんな姿を目指して…
長い文章になってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。
また、認知行動療法についてもっとくわしく知りたいという方は、以下のサイトをご覧ください。
最近では、様々な書籍も出版されており、幅広く活用されている心理療法です。
ポルタでは、プログラムの体験・見学を積極的に受け入れております。
興味をもたれた方は、ぜひポルタまで気軽にお問合せください。
ポルタでは、生活スキル獲得のため、調理実習をおこなっています。
今回のメニューは「チーズオムレツ」と「ピーマンの煮びたし」です。
どちらもレンジのみで調理できるものです。
オムレツの調理工程をご紹介していきます♪
卵1個、牛乳30ml、塩コショウをまぜて、
耐熱容器で1分加熱。
半熟状態になったら、ピザ用チーズを入れてさらに1分加熱します。
ラップの上に取り出したら、
キャンディ型に成形します。熱いので注意です。
これで、ちょうど一人分のチーズオムレツの完成です。
これを5人分作り、すでに作ってあったピーマンの煮びたしとトマトと一緒に盛りつけました。
いっさい火を使わないので焦げ付くこともなく、失敗知らずでとてもお手軽です♪
チーズも適度にとろけて、卵も柔らかく、おいしかったです。
普段召し上がっている仕出し弁当とあわせて、ボリューミィなお昼ご飯となりました。
ちなみに、過去の調理実習プログラムで作ったものを紹介します*
「レンジで作ったクレープ」。クレープ生地も、レンジで作れるとは…レンジの力は偉大ですね。
これもレンジで。やさしい味の「プリン」です。コーヒーといっしょに。
ホットプレートを利用して、「たこ焼き」。
みんなでワイワイひっくり返す作業が楽しかったです♪
利用者様自身が何を作りたいかネットでレシピ検索をするところから始まり、
レシピを書き出し、買い物、調理までをスタッフと一緒に行います。
利用者様が実生活でも「作ってみよう」と思えるように、楽しさや自主性を大切にしています。
夏季休暇のお知らせです。
就労・生活支援ポルタは、みずほクリニックの休診に合わせて下記の期間、閉所となります。
上記期間中は、お電話などもつながりません。ご迷惑をおかけいたします。
なお、8月16日(月)から通常営業となりますので、よろしくお願いいたします。
セミが元気よく鳴き、いよいよ夏も本番となってまいりました。
みなさま、暑さ厳しい中、体調はいかがでしょうか。
ポルタスタッフは元気いっぱい、笑顔いっぱいで利用者様と過ごしております。
今回は、ポルタの施設内を写真とともにご紹介していきます。
共栄ビル4階のエレベーターを上がって左手に、ポルタのロゴが目印の自動ドアがあります。
入ってすぐの、多目的室です。利用者様用のパソコンもご用意しています。
スタッフルームには全面に目線の高さにガラス窓があるため、利用者様と気軽にコミュニケーションもとれます。
こちらは相談室。閉鎖的になりがちな個室も、大きな窓もあるため明るい陽射しが入ります☀
メインの訓練室です。プログラムは主にこの部屋で行います。
こちらの部屋にも大きな窓があるので、とても開放感があります。
モノトーンを基調として、どの利用者様も落ち着いて過ごせるような雰囲気を大切にしています。
訓練室の奥には、ポルタ専用のトイレ。そしてパーテーションの奥には…
利用者様が一人でほっと休憩したり、軽く横になれるよう、ソファを設置しています。
共用の電子レンジ、冷蔵庫、キッチンがあり、簡単な調理実習を行っています。
コーヒー、お茶、お水などはセルフサービスでご利用頂け、ふわふわのカプチーノは好評です♪
7月1日にオープンしたポルタですが、施設内の設備を徐々に増やしております。
特に、利用者様目線で、「何を導入すれば利用者様の役に立つのか」を日々スタッフ間で検討しています。
ポルタは、私がいろいろな方たちと接し、語り合う中で、構想されました。
ポルタ(PORTA)ラテン語で“扉”。閉ざされているように見えても、勇気を出して、開けば“未来に、社会に”に繋がる扉。
私がこうあったらいいなあという思いが含まれた言葉です。
設立の経緯
私は精神医療に携わり、多くの患者さんと接してきました。いろいろな方の診療にかかわる中で、この疾患が医療の範疇には収まらず、その方の人生を大きく左右するものだということを日々実感して過ごしてきました。
人間はいろいろな要素で構成されています。心と体だけでなく、社会的存在(注)であることです。
(注):2300年前、アリストテレスが「人間は社会的動物である」との言葉を残しています。人は一人では生きいていけず、人間らしくいられるのは、自己そのものの存在ではなく、他者との関わり合いがあるからである。との意味です。
本来、人は健康な心、健康な肉体をもち、健康な社会的存在である事が望ましいのですが、残念ながら、ちょっとしたことでこれらは簡単に失われてしまいます。
我々、医療機関の人間は、損なわれた健康状態を治したいという患者さんの望みに可能な限り答えたいと思っていますが、近視眼的に、目の前の疾患治療に目が行き過ぎて、心と体にばかりに注力してきました。
そのあとの社会的存在であること取り戻すことがいかに大変なのかを知りながら、なかなか医療の枠組みではできることも少なく、忸怩たる思いをずっと感じてきました。
病気が少しばかりよくなったとしても、病気がきっかけで、仕事を失ったり、学校をやめたり、友人とも家族とも疎遠になったような状態では、元通りの健康になったとは言えないのです。
病院勤務(厚生連海南病院)時代、当時の仲間と、患者さんをいかに社会の中で生きやすい状態になるようサポートする体制ができないかと語りあい、その思いから2008年にみずほクリニック(心療内科・精神科)を立ち上げ、2015年にうつ病・気分障害の方を対象に復職支援を目的としたリワーク施設を作りました。
(私に多くの示唆を与えてくれた、当時の仲間の児玉直江師長は、この事業を目にすることなく、2013年に逝去されましたが、その思いは今でも私たちの中に刻み込まれています。)
リワーク設立のために、現在の師長、町田氏に出会い、その思い”社会参加をしたいと熱い思いを抱いても、切欠も、方法も、場所もなくて、途方に暮れて困っている方のためになんとかしたい”という思いから、医療から福祉に枠組みを広げ、うつ病・気分障害にとらわれず、種々の精神疾患を対象にした“就労・生活支援を目的”とする施設を立ち上げることにしました。
当該施設の名称は”ポルタ”。
利用者の方々に“未来に、社会に、明るい人生に”繋がる扉でありますようにとの思いを実現するために名付けました。
WHO(世界保健機関)はその憲章前文のなかで、「健康」を「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」
“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.”(昭和26年官報掲載の訳)
そう提示されているにも関わらず、この社会にはそれを達成するためのインフラが足りません。
それを実現するための一助となればと考えています。
理事長 松井 輝夫